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Dec
7
2009
なぜ、人は争うのか?
[2009年12月 7日 00:34]  非論理
point トラックバック(0) point コメント(0) point コメントを書く

 タイトルと想定される内容が著しく不一致、という事を事前に告知します。MEDIOの「宗教戦争」を読んで、ふと気が付いた事をコメント欄に書こうと思ったのですが、あちらは荒れそうな内容なのでこちらにひっそり記します(笑

 

 さて、その日記ですが、記事中に「厨二病」「既知外」との過激な(?)描写がありまして...読んでいて「大丈夫かなぁ」という気持ちと、でもその中に「アレ?」という感じがありました。

 これは、世のプロ(商業誌に記事を書く)オーディオ評論家の方々やネット上に見られる評論サイトの著者を見ていて、さらに先の記事を読んで気が付いた事です。

 それらの評論をしている方々は、たぶんオーディオが「芸術」であり、自分が「芸術家」であると勘違いしているんじゃないかなぁと思います。もちろんそれが自覚された意識でないにせよ、その言動は間違い無く「(自称)芸術家」のもの。

 たぶん音楽を聴いて評論しているので、自分が「音楽評論家」=芸術家と思い込んでいるんでしょうね。 

 

 

 それが本当であれば、機械計測での値などより「芸術家としての自分の感性」しか信じませんし、他の方の正確で理論的な理論ですら、(自分の感性に合わないものだったら)耳に入りませんからね。おそらく正しいのじゃないかな、と思います。

 

 シンセサイザやギター、各種楽器の「音作り」とは違い、オーディオの本質は「Hi-Fi」であることです。それには原音を忠実に再生するという、たった一つの目的しかありません。

 そのためにオーディオ機器がする事は「メディアに記録されているデータを、記録されている通り、何も足さず、何も引かず、そのまま音として再生すること」です。

 

 評論を見ていると、(その....例えばCDの、録音にもともと低音成分が無かったとしても)、再生するシステムが正確な再生をしていても「このシステムの音は厚みが無い」と恥ずかしげもなく平気で書いています。

 逆に、勝手に音を加工(それが回路として意図的なものか、性能の低さが原因かは問わず)しているシステムの音を「重厚な、厚みのある音」とか、恥ずかしげも無く平気で書いてたりします。

 

 上記の例では、先のシステムの方が「Hi-Fi」で性能がよい筈なのに、後のシステムの方が高い評価になる事でしょう。

 

 「音の分解能が~」とか「音の透明感が~」とか、はたまた「音のスピード感が~」と、意味不明な言葉が発生するのもオーディオ評論の特徴です。それらが何を意味しているのかわかりませんが、メディアに記録されている音のデータそのままが再生されているのであれば、その人たちが評論しているのは「オーディオシステム」なんかでなく、「CDの録音」の方なのですよ。

※「~のシステムと比べて」という比較も、メディアの中身を調べなければ「どちらの音が正しい」のかわかりません。まぁそんな人達にとっての「正しい音」とは「原音より低音が出たり、高音が出たり」という「自分の好みの音」なんです、結局。

 ちなみに、オーディオシステムに入ってくる前の音を評ずるのは「音楽家」だと思います。そして彼らは間違いなく「芸術家」です。 

 

 

 写真を捕って、人の肌が緑色になったらだれもがヘンだと思うのに、オーディオ界ではそれでも問題なくまかり通っているから不思議です。

 

 結局のところはMEDIO日記通り、Hi-Fiであることを客観的に評価するには測定器による計測しか方法はありません。オーディオの系は入力と出力の対応1関係だけですから、それの間で歪が発生していないかを測ることで、本当のHi-Fiの性能はわかります。

 途中でのノイズ混入、位相の遅れ等々、足されたり引かれたものがあれば、歪となって間違いなく数値に現れますからね。

※といっても、スピーカーまで含めた系での測定は、測定機器(センサー)の非直線性や再生環境にかなり影響するという難しい部分もあるのですが。

 

 とりあえず、測定結果を信じずに評論している方に、あなた方は間違っても「芸術家」ではありませんよ、と言っておきます。オーディオ機器は「芸術作品」ではなく、「それを再生するだけの機械」、ただそれだけです。 あなた方は音色を評ずる事のある「音楽家(=芸術家)」とは違いますからね。(笑

 

 「オーディオ機器の本質」....原音を忠実に再生するという目的から考えると、オーディオ評論家は、まず「電気・電子機器の性能測定・評価者」....音響工学の技術者になるべきでしょう。

 

 

※最後になりますが、ちゃんとその辺りを分けて書いている人もいます。それは少数ですが、読んでいると「まだまだ勉強がたりないからがんばらなきゃ」と背中を押されたり感謝の気持ちでいっぱい。

 



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