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  トップ > 非論理のコンテンツ > 妄想工学研究所 > 考えない大人、考えない子供

Dec
13
2009
考えない大人、考えない子供
[2009年12月13日 22:51]  非論理
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 面白くない内容が続きます。昨日の続きです。

 

 「考えない」という状態(行為、ではありませんから、ね)が続くと、常識が欠如していきます。何が正しいのか、何が間違っているのか、常識と言われるそれすらもわからなくなります。

 日常の、ちょっとした「間違い」行為も、間違いと思わなくなる訳です。

 

ex. コンビニエンスストアのゴミ箱に、家の生活ゴミを捨てる行為

 確かに法的に拘束力がある犯罪行為ではありません。ですが、迷惑している人....業務廃棄としてゴミ処理を有償負担しているコンビニにとって、許される行為ではありません。

 「迷惑している人がいる」=「いけない事」という「考え」すらしない低脳な人には「ゴミ箱にゴミを捨てて、何が悪いんだ」程度の事なのでしょう。

 

ex. 迷惑行為を見た子供の考え

 病院にいると、待合だけでなく診察室近くまで走り回って騒ぐ子供を見かけます。それも沢山、なのですが、その親は全く止めようとしません(たぶん、「考えない大人」なのでしょう)。聞こえないからと大音量で携帯ゲーム機で遊ぶ子供、そして「使うな!」の掲示を無視して携帯電話を使う大人。

 ここに、1人の子供がいたとします。普段は親御さんから「病院では騒いではいけない」といたとします。でも、そこで見た光景が上記の様だったら?

 

 百聞は一見にしかず、ではありませんが、ダメと聞かされていた行為が平然と行われているのを見た子供は何を信じるでしょうか。

 ダメの理由を自分で考えることの出来ない(だから、子供なのです)のだったら、たぶん見たままの行為が正しい事と思えるでしょう。そこにあるのは「負の連鎖」です。鼠算式に、間違いが連鎖します。

 

 ここで「考える」ことが出来れば「今見ているアレは間違いだ。自分だったらあのような恥ずかしい行為はしない」となるのでしょう。これを「反面教師」といいますが、前提で「考える」事が必要です。間違いを間違いだと認識する必要があるからですね。

 

 

 前回マンガの功罪を書きましたが、これは「直感的に捉えられるという利点の反面、読む人に考える行為を捨てさせる」という事です。上に書いた2つ、正にこの通りだったりします。

 

 本来のマンガは、本質である「物語」を表す手段であったはずなのですが、現在その意味をほとんど持っていません。ライトノベルも、小説の形をとっていながら「小説の特性」である「読者に考えさせる」部分を欠損させたものです。※注

 

 「考えない」という事は「悪いと言われなければ何をやっても良い」ということにもなります。いちいち刑法で「それはダメ、あれもダメ」と書かれていないものは、全てやっても良い事、になります。

 昔、刑法を作った人たちが「常識的にダメな行為」だからと条文にしてなかった行為が、現在では平然と行われて問題になっています。たとえば、こんなこと

 

 そのうち、ありとあらゆる「問題のある行為」をマンガにした「刑法」が、発行されるかもしれません。

 だって、大人と言われる年齢の人間でさえ「考えなくなっている」んですから。成人式で問題を起こす「ガキ共」は、その典型でしょう。

 

※注釈:

 マンガの低レベル化は、大きく二つの要因があると思います。

 1.作者も何も考えていない。

   とりあえず描いてみたので、背景には何も無い、意味もない、というもの。最近の同人が良い例。

 2.商業的理由

   出版社や、作者本人の「金儲け主義」によるもの。例えば「絵が好きだけど、ストーリーが嫌い」「絵が好きだけど、ストーリーも好き」という2グループ、どちらからも支持されたい(=買ってもらいたい)ならどうしますか?

   簡単な方法は「ストーリー」を無くす事です。そうすると「絵が好き」というだけで買ってもらえますからね。

  (とりあえず「エロ」....というか「エロ」しかない同人誌も、同じです。変なストーリーを付けると、賛同しない人には買ってもらえませんからね)

 

 本来であれば、「ストーリーを練り上げて多数の読者を獲得する」のがマンガや小説の本当の価値なのですが、読者投票や売り上げで簡単に連載打ち切りになる様な状況ではそんな悠長な事は出来ません。逆に、書きたいストーリーが完結しても、出版社や関連商品の売り上げの為にズルズルと書き続けなければいけない事もあります。

 

 まぁ「定期的刊行物」にそういった創作物を掲載する行為がおかしいのですけれどね。手を動かせば終わる業務作業などとは違い、物語を創造する行為は、締め切りなんかとは相反するものですから。

 



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